HPB1599 じゃじゃ馬ならしに気をつけて
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邦題 : じゃじゃ馬ならしに気をつけて
原題 : I'D RATHER BE IN PHILADELPHIA
著者 : ギリアン・ロバーツ
訳者 : 鈴木 啓子
装幀 : 勝呂 忠
初版 : 1993/07/31
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[ストーリー]
英語教師のアマンダ・ペッパーは、校内バザーの準備中に奇妙な本を見つける。
それは女性への虐待に関する本で、文章にアンダーラインが引かれ、”彼はもうすぐ私を殺す”など、
家庭内暴力を示す書き込みがされていた。
アマンダはその本の持ち主を探して救い出したい思いで、持ち主を探し始めた。
だが、彼女の家を訪ねてみると、なんとそこには彼女の夫の死体が転がっていた。
妻はアザだらけで、家庭内暴力の事実を示しており、だれもが彼女の犯行だと確信する。
しかし、アマンダだけは彼女の無実を信じていた……。
[感想]
読みやすくてユーモアに富んだサスペンス。
暴走美味に奮闘するアマンダの姿が楽しくて、どんどん読み進めてしまった。
謎解きとしては少し物足りない気もするが、シェークスピアの『じゃじゃ馬ならし』から端を発する物語の構成は
よくできているように感じた。
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